イスラーム理解の図解付きガイド

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イスラームにおける女性の地位

イスラームにおいて女性の権利は、未婚であるか否かを問わず、全て本人自身が所有するものと見なされている。また後見人(父親、夫、その他)を置くことなく自分の財産や収入を所有したり、処分したりする権利も、女性に与えられている。女性はまた、売買に従事したり、贈与や慈善活動を行ったり、自分の財産を自由に使うことができる。結納金は花嫁のものとして花婿から与えられ、また名前も夫の名前に変更するのではなく、自分の家族の姓名をそのまま名乗ることが出来る。

イスラームは夫が妻を大切に扱うことを教えている。預言者ムハンマドはこう言った。{あなたがたの中ので最善の者はその妻にとって最善の者である。}(注1)

イスラームにおいて母親は非常に尊重されており、母親を丁重に扱うことが薦められている。{或る男が預言者のところに来て訊ねた。「預言者よ。最も近しくすべき人は誰でしょうか?」預言者は言った「母だ。」男は言った。「その次は?」「その次は母だ。」「ではその次は?」「その次は母だ。」「ではその次は?」「父親だ。」。}(注2)
 

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脚注:

(1)Ibn Majah(スナン・イブン・マージャ), #1978 and Al-Tirmizi(スナン・アル=ティルミズィー), #3895脚注 (1)から戻る

(2)Saheeh Muslim(サヒーフ・ムスリム), #2548 and Saheeh Al-Bukhari(サヒーフ・アル=ブハーリー), #5971脚注(2)から戻る
 

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