このように現世とは、天国を勝ち取り、地獄を逃れるための単なるチャンスの場に過ぎない。信仰することなく死んでしまえば、もう1度この世に戻ってこれるチャンスはない。クルアーンの中には、最後の審判の日における不信仰者たちの心情が描かれている。
しかし誰しもチャンスは1度きりなのだ。 預言者ムハンマドは言った。{現世で最も幸福だったが、最後の審判の日に地獄行きの判決を下された男がいる。彼が地獄を味わったとき、主は彼にこう訊ねる。“アダムの子よ、あなたは以前何かよい目を味わっていたか?以前は恩恵に授かっていたのか?”すると、彼はこう答える“神かけて、主よ!私は何のよい目も味わってもいなければ、何の恩恵も授かっていませんでした!”。}(注1) _____________________________ 脚注: (注1)Saheeh
Muslim(サヒーフ・ムスリム),
#2807 and Mosnad Ahmad(ムスナド・アフマド),
#12699。 ホームページ:www.islam-guide.com |